[2024年11月4日]ロシア映画『グレース』渋谷イメージフォーラムで公開中
カンヌ映画祭で唯一上映されたロシア映画ということです。
以下のような言葉を寄稿文に記しました(上記サイトにも転載されました)。
「車に閉じこもり、刹那に活きる父親と、新しい人生を歩み出す娘。ロシアのフロンティアを巡るこの映画は、戦争の始まる前に、どこかでこの30年を振り返っているようにも思える。監督の心の中のドキュメンタリーともいえるだろか。」
これは憶測ではなく、公開前に行われた配給側による監督インタビューでも世代感の断絶が強調されていました。パンフレットにも書いたように、個人的にはあまりに懐かしい風景でした。
数年ぶりに連絡をくれた元ゼミ生が公開に向けて熱心に動いたという、これも個人的に奇蹟のような映画です。時間を切り取り、時代を切り取る、何かを見る側に残してくれる、映画らしい映画でした。
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